INTERVIEW 2022.8.4

“人情”に惹かれて入社。ーVideo Kicksの立ち上げを支えたエンジニアが語る、Wanoの魅力とは。

“日本から世界へ独創的なプロダクトを創る”というビジョンを掲げ、様々なウェブサービスやメディアを展開し、文化やその産業を「想像」し「創造」するクリエイターを支えてきたWano。そのうちの1つである動画ディストリビューションサービス「Video Kicks」のローンチを担当し、現在もVideo Kicksを支えるエンジニアの徐に、Wanoへ入社した経緯や、入社して感じるWanoの魅力を聞きました。

一度は辞退した内定。入社の決め手はWanoのビジョンと“人情” 

台湾出身の徐は、2016年に来日し、Wanoに入社。それまでは台湾で仕事をしていましたが、日本での仕事を決断したのには、「日本で生活したい」という思いがありました。とはいえ、異国の地で生活することに最初は家族の反対もあったそうです。

「元々、日本の音楽やアニメ、ゲームが好きだったんです。これを言うと年齢がバレてしまいそうだけど(笑)、高校時代は安室奈美恵やSPEEDが好きで良く聴いていました。今でも好きで、朝聴いていますよ。音楽以外にも、日本のアニメやゲームも好きでしたね。」

「日本の文化に興味があったので、旅行で日本に来たことは何度もありました。でも、旅行じゃなく、日本で生活したいと思って。それで、日本での仕事を探し始めて、見つけたのがWanoでした。他にも日本の企業を見ていましたが、Wanoのビジョンに惹かれて、この会社で働きたいと思いました。当時は、今のようにリモートでの勤務や面接が当たり前の環境ではなかったですけれど、Wanoの最初の面接はリモート。スキルテストは、さすがにリモートではできなかったので、旅行を兼ねて日本に来ました。その後無事、内定をもらうことはできたのですが、その時は家族の反対もあって一度辞退したんです。」

一度は辞退した内定。しかし、どうしても日本で生活したいという思いを諦めきれなかった徐は、辞退から半年後、思い切ってWanoに連絡をします。

「まさか返信が来るとは思っていなかったのに、優しい返信が来て、なんて”人情があるんだろう“って。IT系の会社にはそんなイメージがなかったのに、Wanoはすごく人が優しいと思って、やっぱりこの会社で働きたい、と入社を決めました。」

ローンチから携わるVideo Kicks。仕事のやりがいと今後の課題とは

2016年、徐はWanoに入社。その後、入社から今に至るまで、Video Kicksの開発と運用を担当してきました。当初、Video Kicksのチームは2人。徐は開発を担当し、Video Kicksを立ち上げました。

「入社して最初は新人向けのトレーニングをして、3か月目くらいからVideo Kicksの開発担当に。チームは上司と自分の2人だけだったので、なかなか他に悩みを共有できる人がいなかったのは大変でしたね。でも、それだけに、ゼロからスタートして、Video Kicksを立ち上げることができたときは感動でした。」

現在は、Video Kicksの運用業務や新機能の開発も行っていますが、やりがいを感じる瞬間は多々あるそうです。

「フェーズによって違いますが、毎日運用しながら課題を見つけて、その課題を解決するための新機能を追加してリリースするときは、すごくやりがいや楽しさを感じます。あとは、TVやネットでVideo Kicksを使って配信しているアーティストさんを見かけると、やりがいを感じますね。特にTani Yuukiさんが好きなんです。」

Video Kicksの正式リリースから丸3年、今では飛躍的に配信量も増え、チームに求められることも増えてきています。

「新しい機能やサービスのリリースに向けていろんなプロジェクトが進んでいるので、それらを進めつつ、今年、MVのリリース数も順調に配信量が増えてきているので、運用を確実にやっていきたい。やることはいっぱいあるので、どれもスムーズに着実に進めたいですね。」

自発的に台湾での発信を開始。

日本の音楽が好きで来日し、Wanoに入社した徐ですが、今ではその日本の音楽を台湾に発信するという試みにもチャレンジしていると言います。

「元々は、単純に自分の日本語力を上げるために始めたことだったんですけれど、Video KicksのツイートをSNSで紹介したりしています。台湾でも日本のアニメは人気ですが、まだあまり知られていないアーティストも多いので、そういうアーティストをピックアップして紹介したり。そこまで大きな反響はないけど、友達から“いいね”が付くと、こういうのを発信していけたら良いな、と思って。少しずつだけど、これからもこういう試みは続けていきたいですね。」

台湾に日本の音楽を発信する試み以外にも、徐は、Wanoグループ内の外国人従業員向けに、“外国人交流会”を主催し、交流を図っています。最初は、WanoグループのEDOCODEのメンバーが始めた試みでしたが、そのメンバーが退社したために徐がこれを引き継ぎました。

「エンジニアって、なかなか話す機会がないから、個人的には、日本語を話す機会を増やしたかったっていうのもありましたけど、賃貸の契約とか、普通の日本人にとってはあまり問題ないようなことを相談できる場があって良かったです。ここ2年くらいはコロナ禍であまり活動できてなかったけど、最近は落ち着いてきたので再開しましたね。Slackにチャンネルがあるので、そこで色々話をしたり、月に1回オンラインやオフラインで、その時のうれしかったことや悲しかったことをシェアしたり、悩み事を解決するみたいなことをやっています。外国にいるメンバーもいるので、オンラインでやれるのは良いと思います。それ以外にも、食事会もしたりして。楽しかったですね。」

フラットな組織には個性的な人が多いけれど、“みんな良い人” 

Wanoに入社してから早6年。ベテランの徐に、Wanoの魅力や、どんな人が合うかを聞いてみました。

「正直、前の会社では9年目でも若手だったから、あんまり自分がベテランって感覚はないです(笑)。Wanoには、個性豊かな人が沢山いるので、どんな性格の人でも大丈夫だと思うけど、会社やプロジェクト自体に共感してくれる人が良いんじゃないかな。技術を持っている人はもちろん歓迎だけど、今Wanoがやっていることに共感できたり、興味ある人が良いと思います。」

「どんな仕事でも、人と人との相性って大事。Wanoは個性的な人が多いけど、みんな良い人だから、すごく良い環境ですね。前の会社では、社長や役員は個室にいて、近くに座るなんてことはなかったから、目の前に社長や役員の人がいるのにはびっくりした。

そうそう、以前、たまたま席がなくて、新人の子が野田さん(社長)の椅子に座ってた、ということがあって。それを野田さんは気にしてなかったけど、台湾では、それは絶対無理です(笑)。そういう、平等でフラットな感じはWanoの魅力じゃないかなと思います。あとは、音楽好きな人も多くて、忘年会の時にバンドを作ってセッションしたりするような感じも好きです。」

Wano採用情報はこちら