INTERVIEW 2024.7.3

食を通じて伝えたいことー子育て世代だからこそ、”そらをあおぐ”に託す思いとは

“日本から世界へ独創的なプロダクトを創る”を掲げ、様々なオリジナルサービスから、大手企業向けシステム開発・企画・運営まで行うWanoグループ。そのWanoグループが新たな一手として放つのが、ミシュラン2つ星シェフと開発したミールキットを、キャンプ場など様々な施設に販売する新たな事業「そらをあおぐ」です。その「そらをあおぐ」に2024年1月から参加した岡本は、飲食業界での経験が長く、Wanoではやや異色とも言える経歴を持っています。そんな岡本に、入社のいきさつや「そらをあおぐ」での仕事のこと、そして将来のビジョンについて聞きました。 

これまでと180度異なる職場へーサービス業からのジョブチェンジ

Wanoには、様々な経歴を持ったメンバーがいますが、岡本の経歴もやや異色で、IT系の仕事とは無縁。サービス業一筋で、特に飲食業界での経験が長かったそうです。 

「友人に誘われてサービス業に就いてから、サービス業一筋でした。一番長いのは飲食業ですね。調理も一通りやりましたし、小さいお店にいたので、SNSの運用のような広報的な仕事もしたし、仕入れや採用、シフト管理もやってきました。この会社に入社する前に3ヶ月ほど職業訓練で WEBのこともやりましたが、Wanoの他のメンバーとはだいぶ毛色が違うのかなと思います。

転職をしたのは、コロナの影響もあって、以前働いていたお店が無くなってしまったから。子どもと一緒にいられる時間をもっと作りたいと思って、これまでと同じような飲食のフロントマンではなく、管理などの方面で探しました。前職では午前様も多かったですし、家族とご飯を食べられるのも日曜だけ、みたいな感じだったので…。元々料理を作ることも好きなので天職でしたが、優先順位を考えた時に、今は家族との時間が大事だと思って。」 

そんな岡本とWanoを結びつけたのは、「そらをあおぐ」がこれまで携わってきた”食”に関わることだったということに加え、関係者に子育て世代への理解があったことでした。 

「Wanoにいる知り合いから紹介を受けて、そらをあおぐの運営責任者である田村と会いました。そのとき、子育ての話もしたりしつつ事業の話も聞いて、事業拡大ために、やりたいことはたくさんあるけれど、人手が足りないということだったので、ある程度自分の経験が活かせて貢献が出来そうだと思って、転職を決めました。」 

「実際に働き始めて、チームに関わる人が皆子育て世代ということもあって、自分が保護者会で休む必要がある時も言いやすいですし、風通しも良く、悩みも共有できるのも良いなと思っています。実は、Wanoを紹介してくれた社員の方も子どもを通じた知り合いだったんですよ。」 

自分はそらをあおぐの”便利屋”ーとにかく何でもやる、多岐にわたる業務内容

そらをあおぐ専任のWano社員は、現在2名。そのため、岡本の業務も多岐にわたっています。 

自身の担当範囲は、そらをあおぐの商品の製造サポートや管理業務です。製造工場の環境整備だったりスタッフの採用まわり、食材選定や発注が中心ですが、もっと良い包装容器がないか探したり、表示ラベルを作ったり…本当に多岐にわたります。しかも、製造工場が丹波篠山の山奥にあるので、普通じゃないようなことが起こるんですよ。最近だと、川が土砂で埋まってしまって、それが流れ込むということがあったので、市役所に連絡して対応してもらったり。まるで学校の用務員さんの様に多岐に渡る業務をしています。」  

「そらをあおぐ」の主力であるミールキットの販路は徐々に拡大しているため、製造力の拡大も課題です。

「製造工場といってもいわゆる機械が並んでいるような“工場”ではなくて、元々古民家を改装してダイニングとしてオープンしたところです。大きな作業台があって、そこでスタッフが色々な食材の下ごしらえや、ミールキットを作るため真空パックにしたりしています。販路が拡大してきて、製造力が必要になってきたので、今年の4月位から本格的に採用を強化して、ありがたいことに3人採用できました。自分自身も、スタッフのオンボーディングや、働きやすい環境作り、そして足りない時の作業要員として、工場に出張へ行くこともあります。」 

「他には、メニューのカスタマイズに対応するために、シェフにこういったものを作って欲しいとリクエストして調整をするのも仕事の1つ。シェフとのコミュニケーションは、仕事の中でも割とウエイトを占めるんですが、これが結構難関なんです。シェフも忙しくて時間がないから、こちらがちょっと回りくどかったりすると”もっとシンプルに伝えて”と言われたり、日々試行錯誤しています。」 

これだけ多岐にわたる仕事でありながら、どこか楽しそうに話す岡本。その根底には、”自分が手を動かすことが好き”という性分があると言います。幼い頃から創意工夫をして、自分が作ったもので人を喜ばせたりすることが好きだったため、現在の”用務員さん”スタイルが性に合っているのだそうです。

子どもたちと過ごす時間も増えた、Wanoでの働き方

これまでと全く異なる業界で働き始めて半年。入社後のWanoの印象について聞いてみました。

「社員がのびのびやっていていい雰囲気だな、という印象です。それと、これまで小さいお店で働いていたこともあり、ある意味場当たり的なやり方だったのが、ここでは、ゴールに向かって筋道立てて会議で決めていくのが新鮮でしたね。規模的にも、これまで小規模で地域に根ざしたお店で接客が中心だったのが、世界的なシェフの商品をブランディングしていくというのは、ゴールは壮大で勉強になります。 Wano自体、”インデペンデントなアーティストを支援する”ことを会社の使命としていていますが、自分の仕事もシェフのバックアップをする役割で、そういう裏方というか、バックアップするスタイルも自分に合っているなと思ってます。」  

働き方もこれまでと大きく変わり、家で得意の料理をする機会も週4日ほどに増えたのだそうです。 

「時間が作れるようになったのはありがたいですね。仕事もこれまではお店に行って自分の身一つでやる感じだったのが、今はどこでも仕事が出来るようになって、少し戸惑う部分もあったけど、最近は慣れてきました。今は、だいたい週3日出社していますが、子どもの入学時には週2日出社にしたりしていました。

関係者がリモートのことも多くて、自分一人会社にいる、みたいな時もあるけれど、やっぱり会社の方が仕事が捗るんですよね(笑)。椅子も良いし、コーヒーもあるし、静かだし。家でずっと座っているのがまだ慣れなくて、ちょっと身体を動かしたいというのもあって、出社していますが、早めに出社して早めに帰るスタイルにしています。」 

食を通じて伝えていきたいことーそらをあおぐで成し遂げたいこととは

今のそらをあおぐは、まだまだスタートアップの段階。これから事業を拡大していく段階ですが、そんな段階だからこそ、やりたいことも広がります。 

「今後事業を拡大していって、デパ地下でのポップアップ販売などにも積極的に手を挙げたいですね。これまでは、日々”ご馳走様””美味しかった”という言葉をお客さんから直接もらうことが当たり前でしたが、そういう飲食業の一番の醍醐味がなくなって、正直ちょっと物足りないような、寂しい気持ちもあるので、”お客さんの顔が見える”ようなことを積極的にやりたいですね。」 

 さらにその先には、これまで”食”に携わってきた経験も長く、家族との時間を大事にしている岡本らしい目標がありました。 

「自分自身は”食育”に興味があるので、この事業が成長してきたらゆくゆくはそういうこともやっていきたいです。

食を通して子どもに教えられることは色々あると思うんです。”食育”と言うとすごく意味が広いですけれど、自分が意識しているのは、家でご飯を食べる時に”ご飯と向き合う”ことや、”家族と楽しくご飯を食べる”こと。子供ができてから、家族で食事の時間にコミュニケーションを取ることが大事だなと思うようになって。目の前のご飯がどういう道筋を辿ってきたのかを考えることや、大切な人と楽しくご飯を食べること、その大切さを伝えていけたらと思っています。」 

 

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