【トップ対談】Wanoグループ5社(第1回)チューンコアジャパン吉野

TuneCore Japan Wano

2017.4.4

音楽、映像制作、動画広告、ファッションアプリなど、エンタメとITを軸とした事業を次々と創り出している、Wanoグループ。「エンタメとITの事業って、どうやって生み出されてきたんだろう?」「それぞれの会社って、どんな人がリーダーシップをとってるの?」「これから先、どんなことやりたいんだろう?」・・・そんなギモンに答えるべく、Wanoグループ5社の各代表に、経歴、事業、やりたいこと等について語ってもらいました! 第1回は、音楽流通事業を拡大するTuneCore Japan社(以下チューンコアジャパン社)取締役の吉野タクトさんです。

 

※今回は全5回のうち1回目の記事です。

【トップ対談コンテンツ】

第1回 日本のアーティストが世界で活躍するためのプラットフォーム|チューンコアジャパン吉野

第2回 ショッピングモールサイトの流通ビッグデータを解析しコンテンツ改善|EDOCODE田村麻美

第3回 最高の映画をメジャーとインディーズの垣根を無くして創り出す|and pictures伊藤

回 動画広告で120社以上の受注実績。業界のアーキテクトであり続ける|アルファアーキテクト岸

第5回 出演女性のInstagram総フォロワー数200万人以上のアプリを企画運営|STYLICTION水谷

 

Wanoのルーツといえば、音楽!?・・・グループ5社の各代表が集まってのトップ対談、先陣を切っていただくのは、昔はドレッドヘア、現在は音楽事業のチューンコアジャパン社で取締役を務める、吉野タクトさんです!

(タクト氏)…え、俺からですか?照

はい、ぜひお願いしますw

 


TuneCore Japan株式会社 取締役 吉野タクト

2000年 ヒップホップクルー「NORA」のリーダーとして活躍。当時から自らの手で! “D.I.Y”気質が高く、全国でライブするまでに成長。2012年、アーティストを支援するサービスの立上げメンバーとしてWano株式会社に立候補。2015年、Wano社と米国チューンコア社が合弁で設立したチューンコアジャパン社の取締役に就任。「YOUR PARTNER -ALL FOR INDEPENDENCE-」をモットーに国内のアーティスト・レーベルの欠かせない存在へと志す。

メジャーデビュー目指し200万円かけてCDを作り、全国行脚

− どんな学生時代をすごされていたんですか?

中高はトロント(カナダ)で過ごしていました、父親の仕事の関係で。それで大学入試の面接を帰国子女として受けた時に、僕の前だったのがイイチロウ(Wano代表の野田威一郎)だったんです。彼がまた変なネクタイをしていて笑、ひまわり柄って笑 それをつっこんで、話しかけたのがきっかです。それから大学入って、帰国子女つながりみたいな感じで、一緒によく遊ぶようになりました。

僕は高校までバスケやってたんですけど、当時からよくヒップホップを聴いていて、自分もやってみよって、始めました。一方、イイチロウは在学中に渋谷のエイジアというクラブで働いて、一緒になって最終的にはエイジア・ブエノス・Pのクラブ3つを同時に貸し切って1000人規模のイベントを開催するまでになってました。

− 1000人って凄いw・・・ライブで音楽を追求していたのですね。

本当にそうですね。当時アーティスト志すなら、メジャーデビューでしょ。でも、レーベルからは声がかからなかったんですよ。だから自分でCDを作る、イベントを開催する、全部自分達でやってたんですよ。っていうかできちゃったんですよね。ただ、アルバム作るのにも200万円くらい必要だったんで、そのお金をなんとか作って、実行しました。それがきっかけで、地方から呼ばれるようになって、福島や仙台とかに始まり、日本各地の地元のアーティストとつながりをもっていきました。2枚目からは、レーベルKSRさんがサポートしてくれて、さらにそれから今までできなかったことを経験させてもらった感じです。

でも、時代の流れとともに、CDが下火になってきて、出したい曲があるのにリリースできない時代に突入したんですよ。そんな感じの中で、なんとか出来ることをやってしのいでました。

ラッパーの友達がアメリカの先駆的な音楽サービスを教えてくれた

− 栄枯盛衰を音楽の世界で経験したんですね汗 それから、どのようにチューンコアの事業に関わっていったのですか?

サービスを知ったきっかけは、「OHGA:大神」と言うラッパーの仲間でした。彼は海外のアーティストの動きにアンテナを張ってて。「チューンコアって知ってる? アメリカで、アーティストが簡単に音楽を配信できるサービスがあるみたいよ」、と。そして当時、イイチロウが独立してIT系の会社をやってると聞いていたんで、話してみたんですよ。情報共有程度で。

・・・そうしたら、2年後ぐらいにイイチロウからいきなり連絡があって、「やることになった」って笑 まさかとは思ったんですけど笑 当時、自分は舞台の大道具しながら音楽をやっていたのですが、こんなチャンスはないと思い「ぜひ協力させてくれ、バイトでもいいからいっかい働かせてくれ」と、お願いしました。そんな経緯があって、TuneCore Japan(チューンコアジャパン)の立ち上げから、ジョインすることができました。ある意味ラッキーであり、宿命です。

アーティストにとってクリア。自分の音楽をすぐ世界に流通できる

− チューンコアというのは、どんなサービスなのですか?

アーティストに、嘘をつかない、クリアであるべきサービスなんです。有名なアーティストであっても、無名のアーティストであっても、利用料金は同じなので公平です。あと、特徴としては 収益100%を還元するスタイルですね。

なので、夢を持って、チャレンジしてしてほしいです。自分の音楽を登録したら、明後日にはiTunesなど、世界120カ国以上の配信ストアで販売されてるんですから。

『TuneCore Japan』Webサイトはコチラ

− 最初、どうやって広げていったのですか?(水谷さん/スタイリクション代表)

最初はやっぱり、誰も知らないから身内に声を掛けていくところからでしたよ。僕はオンライン広告より、人のつながりを重視してましたから。特にアーティストって、横にみんなつながっていくんです。飛び込みでも営業してましたけど、基本初対面って信用されないんですよ、オンラインサービスだからなおさらです。でもチューンコアは、オンラインサービスだけど、アーティストが使うべきサービスだと自信を持っていましたから、口コミで少しずつ広がっていってくれたんだと思います。感謝です。

今は誰でもアーティストになれる、アーティストは増え続けている

− タクトさんのアーティストへの説明ってやさしいですよね(伊藤さん/アンドピクチャーズ代表)

そうですかね笑 ただ、一人にしっかり教えると、その人が先生みたいになって、自分の仲間に教えてくれる気がしますね。音楽をやってて、プロモーションのお金がないけど、メジャーを夢見ているという若者も多い。そういうアーティストに、エデュケーションというか伝えて啓発していくのも、僕らの役目だと思ってます。

− 今の時代、アーティストって増えてるんですか?(水谷さん)

アーティストはどんどん増えています。ここにいるみなさんも、見方によってはアーティストです笑 みんなすぐにアーティストになれるんです。

増える理由は分かっています。・・・(情報発信することが)なにもかも簡単になったからです。昔はアルバムを作るのに200万円必要でした。ビデオクリップを作るために出資先を探してたくらいです。今は自分で動画を作れちゃうし、音楽は家のスタジオでできてしまいます。自分のアイデアを、自分のパソコンで形にして、自分で配信し、自分で稼げる時代なんです。

− ピコ太郎さんの動画は、制作費が10万円くらいって言ってましたね笑(田村さん/エドコード社マネージャー)

まさにそうなんです笑 誰でも作れるようになってるんです。

これからは海外でも活動できているのが当たり前

− 3年後のビジョン、Wanoとのシナジーについて聞かせてください

日本のアーティストが 海外でも活動しているのが普通の状況であってほしいですね。だから自分も3年後は日本にいないかも知れません笑

Wanoと一緒にできるのは本当に心強くて、何人ものエンジニアが真横で作業してます。何か分からなければ、みんな詳しくて教えてくれます。トレンドの移り変わりが激しい今だからこそ、そのスピードに追いつける体制が最高です。

これからはチューンコアジャパンとしても海外サービスとの連携も深め、日本のアーティストを世界に売り込んでくプラットフォームを自分たちで作りあげ、広げていきたいと考えています。うっす。

− ありがとうございました。3年後、ぜひ海外のどこかでまた話を聞かせてください!

 

『TuneCore Japan』Webサイトはコチラ

 

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