音楽と料理を極めた上、唯一無二の映像プロダクトをエンドユーザーに届けていく

ALPHA ARCHITECT

2018.12.10

動画制作、動画広告ネットワーク事業を展開するアルファアーキテクト株式会社(AA)。今回は、ミュージシャン、TV番組制作、料理研究家など多彩なキャリアを経て、AAで動画制作の責任者 兼 クリエイティブディレクターを務める “ぽん助さん”にインタビューを実施。動画制作の仕事内容、求める人物像、入社までの経緯、制作面でのこだわりポイントなどのお話を伺いました!

Video Consulting Div. Creative Unit Creative Director こじま ぽん助

1985年生まれ。幼少期から芸術面で才覚を表し、高校時代には某音楽大会で決戦大会に進み横浜アリーナでのライブを経験。大学時代には音楽事務所と契約し、青山学院大学を中退。バンドで7万枚のCDを売り、インディーズチャートで1位も獲得。TV、ラジオでレギュラー番組を持つまでに至る。その後、CATVの個人宅向け営業、料理研究家を経て、2016年AAに入社。料理動画メディアのコンテンツ制作、動画制作事業立ち上げの後、制作責任者へ。

動画制作のパターンによって求める人物像が変わる

 − えっと、お名前は、“ぽん助さん”でいいですか?

はい。ぽん助です(笑)

元々は、クックパッドにレシピ投稿するためのニックネームだったのですが。何だかんだで社内外、ぽん助で通ってます。今や名刺もぽん助です(笑)

 

 − ご経歴がユニークですよね。それは後ほど伺うとして、まずは現在の動画制作の仕事内容から聞かせてください。

はい。大きく2つあります。

 

1つは、完全に自社スタッフで制作するパターンです。ジャンルは料理動画、店頭サイネージ用の商品紹介動画、低予算のWebCMなどで、現場に入るのが1~5名程度のものです。制作費が1本100万円ぐらいまでの案件はこのパターンが多いです。

 

もう1つは、外部スタッフを含んだ10名以上のチームを組むパターンです。制作する動画の内容に合わせて、都度最適なプロジェクトチームを組みます。このパターンでは、社内メンバーも色々な立ち位置になって。僕自身も、カメラを回すこともあれば、時にはフードコーディネーター、またある時には照明といった具合で、現場によって役割は多岐に渡ります。

気遣いさえできれば、未経験者でもできる仕事がある

 − 未経験の方でもできる仕事ってありますか?

背景美術の手配、ロケ地探し、衣装選び、オーディションの運営、企画から撮影までに必要な資料作成なんかは未経験の方でもできますよ。いわゆる助監督の仕事です。

具体的には、背景美術にどんな物を用意すべきか考えて探したり。企画に合うロケ地を探して、見に行って、本当に適しているのか確認して、ディレクターとやりとりをしたり。衣装はレンタルと購入だと、どちらのコスパが高いのかを比較して、可能な限りコストを圧縮したり。

一見、誰にでもできる仕事のように思えますが、速度と精度が重要です。そして、その裏側で一番大切なのは「気遣い」です。例えば「クライアントのキーカラーが黄色だから、黄色の物を入れよう」とか。

 

 − なるほど。自分で考えて気づいてくれると助かりそうですね。

まさしく。気遣いの心と、物作りの能力は比例すると思っています。「我こそは気が利くぜ」という方は是非仲間に入って欲しいです!

 

 − 知識とか経験がある方は採用していますか?

もちろん!専門的な技術や知識を持っている方は大歓迎です。カメラ、照明といった技術者から、編集、モーショングラフィックが得意な方、企画力に自信がある方は即戦力としてジョインして欲しいです。

また、普段はカメラマンだけど、他のこともやってみたい!という方も是非!

最近だと、今までは写真専門のカメラマンだった方が、動画スキルをつけたいということでジョインしてくれて。そういった方も大歓迎です!

卒業しやすくなるくらい成長できる環境を

− 専門系で求めているのはどんな方ですか?

一例ですが、映像系を学べる専門学校を卒業して、フリーランスを目指している方は相性がいいと思います。なかなか「慣習」が強い業界なので、専門学校を出たからといって、いきなり仕事をもらえるわけではないですし、コネも必要だったりするので、「まずは経験を積みたい」とか、「学校で色々学んだけど、実際はどうなっているか知りたい」みたいな方には、良い環境を提供できると思っています。

 

 − 制作の経験者の場合はいかがですか?

例えば「制作会社」に入ったけれど、既存組織が出来上がっていて、いわゆる「ADから」みたいな感じに物足りなさを感じている方にもオススメしたいです。AAでは幅広い領域の仕事をガンガンお願いするので、一気に全体を見られるようになるので、その後、自分で何かやろうという時に役立つ知識、経験がつくと思います。

 

 − 制作って独立志向が強い方も多いですよね。

そうですね。でも、それはそれでいいと思っています。仮にAAを卒業したとしても、今度は「仕事を依頼」できますし、そういうネットワークができたらいいなと思っています。独立志向の方には、むしろ出ていきやすいように、どこでも通用する能力をつけてもらえるような環境にしたいと思っています。

 

正社員雇用以外に、業務委託契約も可能なので、まずはお気軽にご連絡をいただけると嬉しいです。可能な限り色々な方とお会いしたいと思っていますので!

アーティストとして7万枚のCDを売り、チャートでも1位に

− ありがとうございます。それではそろそろ、ぽん助さんのご経歴について聞かせてください。

はい。じゃあ、小学校あたりからいきましょうか(笑)

 

 − (笑)

小学2年のときに、転校してきた友達がいて。彼は絵がすごく上手だったんですよ。同年代の誰よりも圧倒的に上手くて。「すごいな」と思ったものの、僕は負けず嫌いなんで「自分にもできるはず」とも思って(笑)根拠はないんですけどね。

そこからみるみる、絵にのめり込んでいきました。物作りの原点はそこですね。

 

その後、小学6年で書道5段を取ったり。

中学時代は美術の先生と仲が良かったので、よく添削してもらいながら、作品作りに没頭しました。卒業するまでに作ったものは、だいたいコンクールに出してもらっていましたね。

 

 − その後、音楽に目覚めたんですね。

そうなんです。当時、美術の先生は「こじまは才能があるから、美術系の学校に行けば?」と勧めてくれたのですが、丁度そのころ仲の良かった友人が、ギターをやっていて。「かっけーな」と思いつつも「自分の方が上手くなってやる」と思ったんです(笑)これまた根拠もなく。

 

そこからは音楽一辺倒でした。やれこれして、高校2年のとき、地元横浜の、横浜ハイスクールミュージックフェスティバル(YHMF)っていう大会に出たんです。音楽甲子園みたいなその大会は、決戦大会まで進むと横浜アリーナでライブができるんですね。で、運良くそこまでいけたんです。結局僕らは、賞を取れなかったんですが、大会を通じて、同年代のミュージシャンと沢山知り合えて。そこで出会った人に今でも仕事を依頼することもあるので、大きな財産になりましたね。

 

余談ですが、その時グランプリを取ったのはRADWIMPSで。内心「あれは天才以外の何者でもない」と思いつつも、悪いくせで「負けねえぞ」と闘志を燃やしたんです(笑)まあ、勝てる根拠は一切ないんですけどね。

 

そのまま音楽を続けて、大学3年のときに音楽事務所と契約しました。同時に、活動拠点を沖縄に移したので、大学を辞めて、本業(?)の音楽に専念しました。本気でやった甲斐があって、CDは路上ライブ、店頭合わせて、3年で7万枚くらい売れました。インディーズチャートでも1位になったりして。

ちなみに当時はバイトとかはせずに、音楽1本で食っていました。

バンドでTV番組を持ち、自ら製作する

 

 − 音楽だけで食べていける人って殆どいないと思います。その頃にTV番組制作もしていたんですか?

はい。動画との出会いはその頃です。活動している中でご縁があって、キー局で番組を持たせてもらえることになったんです。しかも冠番組で。

なんだかんだで約1年半の間、TVは週に1本の30分番組を。ラジオは週に5本、毎日2時間の番組をやっていました。帯ってやつです。

 

 − えっ? 週に5本?

はい。毎日2時間です(笑)

 

 − すごい(笑)

ところがそれが「製作は自分たちで」という条件付きで(笑) 「無理無理~!」という間もなく(言ったんですけどね。。。)、半強制的に製作生活がスタートしたんです。

 

最初の頃は局の人に撮影のコツ、編集ソフトの使い方を教えてもらっていたのですが、結局のところほとんどは独学でした。もちろん、ミュージシャンとしての活動はしながら、傍らでは番組の企画、撮影、編集をして。なので、TV局には「番組の撮影」ではなく「テープの納品」に行くという、ミュージシャンらしからぬ、何だかよく分からないことを続けていました(笑)今でこそYouTubeがあるので、似たようなことをするのは当たり前になりましたが、当時はTVもアナログ放送だったし、時代の先駆けだったと言えば聞こえは良いですかね(笑)何しろ、それが動画の原点です。

 

同時に、CDのレコーディングも自分たちで行なっていたので、録音スキルも付きました。あとは、路上ライブでCDを売ったり、販売店さんに営業に回ったりする中で、自ずと営業力のようなものも身に付きました。

何分、音楽だけで生活していたので命がけだったんですよ。CDが売れないと、文字通りご飯が食べられないですから。そんなこんなで、ハイパーキツかった反面、スキルセットは最短で身につきましたね(笑)命がかかってたんで(笑笑)

 

日本最大級の料理レシピサイトで1位になる

 − 壮絶な経験でしたね(笑)その次は料理研究家になったとか。

なんだかんだあって、バンドは解散してしまったんですが、そんな矢先、地元の先輩の紹介でCATVの個人宅向け営業をすることになったんです。バンド時代の経験を活かして(?)営業ならできるだろう!みたいなノリで。

 

また、その頃に結婚したんですが、嫁の家族が料理一家だったんです。魚屋のお父さんに、肉屋の弟、モロッコで高級和食屋を営む従姉妹など、食のプロだらけの家族で(笑)そんな環境に入ったので、自然と料理に興味を持ったんです。

 

そして、料理をしていくうちに、クックパッドの存在を知ったんです。最初はレシピを見るだけだったのですが、使っていくうちに、例の「負けず嫌い」が発動してしたんです(笑)今度は「クックパッドで1位取ろう」と。

 

過去の経験から「表現力」「営業力」「影響力」には自信があったので、今回は多少の根拠を持って(笑)誰もやらなそうなレベルの緻密な分析をしながら投稿を開始したんです。

 

結果、20以上のレシピで1位を取れました。副産物的に、本やメディアでも取り上げてもらったりしたのでGoogleの検索にも引っかかるようになりました。一時期「豚汁」のワードではGoogle検索2位にもなったんです!SEOにも強くなれたという(笑)

そのお陰もあって、現在では14,000人以上の方々からフォローしていただいています。独自調査ですが、フォロワー数は全1,100万アカウント中、20位以内をキープしています。

 

 − ほんとすごいですね。そこから動画に繋がっていくんですね。

まあ、繋がってるのかどうかはよくわからないんですが(笑)「料理と音楽を融合させた動画を作ったら面白いんじゃないかな」と思って、YouTubeに投稿を始めたんです。そうこうしているうちに、今度は「動画と料理を活かせるところで働きたいな」と思って転職活動を始めたんです。

 

何社か面接に行ったり、話を聞いたりする中で、レシピサイトを運営している会社の社長に出会ったんです。恩師の1人なのですが、その方がAAで料理動画メディアを引っ張っていた方を紹介してくれたんです。(その方もまた、恩師)

 

 − なぜその方は、「うちにおいでよ」ではなかったのですか?

その会社はサイトの運営や、料理研究家のマネジメントを主軸にした事業が中心で、求めているのが、それをサポートする方、メディアの広告営業で、僕はハマらなかったんです。正直、能力も足らなかったのだと思います(笑)

それに対して、AAでは丁度、料理動画メディアの事業で、動画を作れて、営業できる人を採用したいというタイミングだったんです。

 

 − AAはぽん助さんにぴったりハマったのですね。

本当に運が良かったです。過去を振り返ると、総じて人のご縁に助けられています。なので、そういうところは大事にしたいと思っています。烏滸がましくはありますが、これからは僕も、誰かのそういう存在になれたらなと思っています。

 

あとは、長いこと物作りを続けてきた中で、誰に何を言われようと信念を曲げずにやってきたことが(正確に言うとディスりは全て無視し続けてきて(笑)、最近形になりつつあるということですかね。それについては、これからも継続していきたいですし、同じクリエイターで、社会の波に飲み込まれそうな方に「負けんな!」って伝えていきたいと思ってます。

 

 − いい流れですね。

ま~あ、はちゃめちゃですけどね(笑) ただ、音楽にしても料理にしても動画にしても、絵やデザインにしても、自分がたずさわるものには全部一貫しているところがあるんです。それは、エンドユーザー、つまり実際に見る、聞く、使う方たちが「いいな」と思ってくれるものを作りたいということです。

 

 − ぽん助さんの制作へのこだわり、信念とは?

作り手のエゴではなく、徹底的なユーザー目線です。物作りは大別すると、主観ベースのアーティストタイプと、客観ベースの商業タイプに分かれますが、僕は圧倒的に後者です。というか、前者ができるほどの才能は持ち合わせていないので(笑)

 

過去を辿ると、音楽は売れるためにやっていたので、そのためなら何でもやりました。

料理に関しても芯は同じで、料理の上手い下手に関わらず「徹底的に再現しやすいレシピ」を発信しています。

 

その延長で、最近ではメーカーさんから請けた仕事でも、テーマやレシピに疑問を感じたら、担当者さんにしっかりお伝えしています。「ここはちょっと変えた方がユーザーさんに優しいですよね。サイトの中身も変えて下さい!」とか。受託の仕事ってついつい「クライアントのOK」をもらうことをゴールにしがちだと思うんですが、それは単なる「通過点」で。だって、最終的にはユーザーさんの「心」を動かすために、事の全ては存在しているわけですから。そこに徹底的にフォーカスすべきだと思うんです。関わる全ての人が、その「気持ち」を持つことがコンテンツに底力になるんです。そもそも「仕事」ってそうあるべきだと思うんです。でなければ「趣味」にした方がいい。

 

ありがたいことに、意思疎通ができたクライアントさんから「おかわり発注」をいただけることも多々あります。正直、瞬間的に現場をピリッとさせてしまうことはありますが(笑)相手が誰であれ、するべき会話はすべきだと思っています。だって、ユーザーさんからしたら、中で何が起きたのかなんて関係ないわけですから。それよりもユーザーライクなものを。いくら大変な思いをして作ったからって、それだけで物は売れないですからね。

 

 − 動画制作の場合はいかがでしょうか?

クリエイティブを評価するときによく「クオリティ」という言葉が出てきますが、時に違和感を感じることがあります。意味がふわっとした単語なので、捉えようは様々ですが、僕が違和感を感じるのは「映像の美しさ、音声の解像度、ルックの雰囲気」のみに言及しているケースです。得てして、これは「作り手のエゴ」であることが多くて。本来は「誰にどういうことを伝えて、どうしてもらいたいのか」を表現すべきなのに、視点がズレてしまうケースです。

 

例えば、何十年も前のアニメ、映画の名作で、今からしたら映像こそきれいではないけれど、心に残る作品は山ほどありますよね。それに対して、そういう面白さがない、映像がきれいなだけの作品を、あなたは見たいと思いますか?

これは音楽でもよくあって。演奏レベルは高くないけど、メチャメチャ売れた名曲はたくさんありますが、演奏レベルが世界最高峰なのに売れない曲の方がもっと多い。

料理もそうです。最高レベルの食材を使った高級料理よりも、家で作る肉じゃがの方が結局美味しかったりしますよね(笑)

要は、作品がユーザーにマッチしてるかどうかなんです。

 

自分が伝えたい相手のことをどこまで深く考えられるのか。それが、僕が考える「クオリティ」です。だから、そこだけはぶらさないようにしたいと思っています。

 

ただ一方で、制作案件で請けるものは、ブランドイメージもあるので、一定以上映像の美しさは守ります。僕のミッションは予算に対してKPIを最大化するためのクリエイティブ制作であり、広告なので。面に出たときに目立たせるために色使いをどうしようとか、こういう勝ちパターンがある、みたいなことは一定必要です。その土台の上に「ユーザーに何を残すか」を付加していくイメージですね。

 

 − なるほど。それにしてもぽん助さんは武器がたくさんありますよね。どうしてそんなに色々できるんですか?

僕の場合、表現の武器は、動画だったり、音だったり、料理だったり色々あるんですが、やらんとしていることは、どれも基本的に同じだと思っています。

 

たまに「色々できてすごいね」と言ってもらえることはあるんですが、実はそんなことはなくて。例えば、音楽がレベル10だとしたら、料理は今レベル8だなとか、動画の撮影スキルはレベル5で、編集は6だなとか。一定マスターした既存のスキルと比較をしながら習得していくんで、効率的に学べているだけなんです。化学と数学なら、化学の方が得意だから、数学をそのレベルまで持っていくにはどうしたらいいか。みたいな話です。

元々、超理系人間なので、論理的なフレームワークが得意なのもあるかもしれません。

 

 − サラッと言いますが、ぽん助さんの「レベルの基準」はとても高そうですね(笑)これまでにAAで作った映像の例ってありますか?

 

今、AAのサイトトップに3分くらいにまとめた動画を埋め込んでいます。それが参考になるかと思います。

 

HPトップの埋め込み動画はこちら

 

 − 誰でも知っているような大手企業の事例がたくさん出てきますね、これは参考になります。最後に、一言メッセージをお願いします。

もし興味があれば、今のうちです!とりあえず気軽にお声がけください!

 

 − ありがとうございました!