最高の映画をメジャーとインディーズの垣根を無くして創り出す

and pictures Wano

2017.4.4

【トップインタビュー】(第3回)有名俳優・女優が出演する映画の企画制作からタレント育成のためのワークショップまで手がける、株式会社and pictures。代表取締役でありプロデューサーの伊藤主税さんに、映画業界と事業のビジョンなどを語っていただきました!

 

音楽、映像制作、動画広告、ファッションアプリなど、エンタメとITを軸とした事業を次々と創り出している、Wanoグループ。「エンタメとITの事業って、どうやって生み出されてきたんだろう?」「Wanoグループの会社って、どんな人がリーダーシップをとってるの?」「これから先、どんなことやりたいんだろう?」・・・そんなギモンに答えるべく、関連5社の代表に、経歴、事業、やりたいこと等について語ってもらいました!

※今回は全5回のうち3回目の記事です。

 

【トップ対談コンテンツ】

第1回 日本のアーティストが世界で活躍するためのプラットフォーム|チューンコアジャパン吉野

第2回 ショッピングモールサイトの流通ビッグデータを解析しコンテンツ改善|EDOCODE田村麻美

第3回 最高の映画をメジャーとインディーズの垣根を無くして創り出す|and pictures伊藤

回 動画広告で120社以上の受注実績。業界のアーキテクトであり続ける|アルファアーキテクト岸

第5回 出演女性のInstagram総フォロワー数200万人以上のアプリを企画運営|STYLICTION水谷

 

・・・それでは次に、現在は映像制作会社の社長、映画プロデューサーの伊藤さん、お願いします!

 


 

株式会社and pictures 代表取締役 伊藤 主税

愛知県生まれ。俳優を志しての上京後、映画の企画制作を通した社会貢献の使命に目覚める。銀座で3年間かけて数千万円の映画制作資金を集め、2013年に株式会社and pictures(アンドピクチャーズ)設立。企業とコラボした短編映画の企画・制作、役者育成のためのワークショップ運営などを行ないながら、ファンキー加藤主演『サブイボマスク』、松雪泰子主演『古都』などメジャーに近い長編映画の企画・制作を手がけるまでに至る。現在はアジアを含めた海外展開、地方創生への関わりなどを視野に、理想の映画創りのために奔走する。

不良だった友人が映画を観て更生し、映画の可能性に気づいた

− ご経歴について教えてください

愛知県で生まれました。本来は僕、学校の先生になりたかったんです。親族に先生系が多くて。そして先生が、正しいことを言えなくなっていることに気付いたんですよね。何かを言うと、怖い親が出てくるから。そこに問題意識を持っていました。そして僕は差別が嫌いだった。差別された方の子供がぐれてしまうのを僕なりに見ていて、いい先生がいないとまずい、なんとかしたい、と思っていたんです。

− 先生になりたい、が、どのように映画の企画制作に変わったのです

先生になろうかなと思いつつも、どこかしっくりこなくて。高校時代、友達の中で、いわゆる不良だった人が、映画を見て、“いいコ”になったんです。映画の力ってすごいなと思いました。も俳優を目指してみよう、そして映画を通して、先生になって伝ったことを伝えられるかも、と思っ、こっち(東京)に出てきました

銀座に潜り込み資金を○千万円集め、制作した映画で失敗

成り上がりたいなと思って、小さな俳優事務所に入りました。でも世の中甘くない。いろいろ芸能業界見て、今の映画業界を見て、自分で作ろうと思いました。自分が表現したいことをやっていこうと。映画を作ろうと思いました。

でも貯金は1万円しかないし、居酒屋のバイトしかしていない。そんな時にレビを見ていたら、銀座に社長たちが飲みに行くとわかって。それで銀座の黒服として働き、3年かかりましたがスポンサー資金を数千万円集めました。

お金はある。しかし映画をどう作ったらいいか分からない。会社も作らないと。そんな時、若い女のコの友達がアドウェイズという会社に勤めていて、「面白い方がいる、絶対に気が合うから」って紹介されたのが、野田さん(元アドウェイズ、現Wano社長)でした。それでアドウェイズの名前を貸してくださいとお願いしにいき、いいよとなって、会社と映画を作れることになったんです。

ただ、最初に作った映画は、大変でしたね笑 一番やりたかった、自殺をテーマにした映画をやったのですが、なにぶん作ったことがなかったし。さまざまなことが重なって、自殺がテーマの映画どころか、自分が自殺を考えるレベルに追い詰められるくらい、厳しい状況になりました笑

− 壮絶な経験が、今のなんですね

そうですね。どうすれば最低限ミスらないかというのを失敗から学びました。ランニングコストを稼ぐとか、リスクがないところからりました。役者さんを育成するワークショップパフォーミングアカデミー運営しています。運営をしながら、素敵な監督を映画祭などをまわって見つけ、才能ある俳優さんを探してきて、そのような人たちとワークショップをやって、一緒に短編映画を作り、短編映画祭で賞を目指すなどして。堅実に

メジャーとインディーズを融合させた本当にいい映画を作りたい

− 現在の状況について教えてください

映画のノウハウも蓄積されてきて、また長編映画を撮りだして、サブイボマスク、門馬直人監督、ファンキー加藤主演、川端康成原作古都、YukiSaito監督、松雪泰子主演など、メジャーに近い作品も制作できるようになってきました。原作作品は一部で、ほとんどはオリジナルです。協力会社さんや仲間も増えたので、資金も皆で営業して集め、企画制作をしています。

年間3本、4本の長編とショートフィルムを作っています。年間3、4本の予算、そして来年の分もとなると、相当の資金を集めないとなので大変です泣 今年も6本撮る予定です。今は企業様も短編映画に興味を持ちだしてくれていて、大手企業様や行政、日本文化などとコラボレーションした短編映画も制作してます。

and pictures社のHPはコチラ

− 映画6本って、アイデアはどこから生まれるんですか?水谷さん)

クリエイター達の脳みそからですね。

− キャスティングってどうされてるんですか?(水谷さん)

自分達でもやりますが、このエンタメ業界で活躍されている多くの方や仲間が力を貸してくれ、キャスティングさせていただいてます。

− どんな映画を作りたいのですか?

メジャーとインディーズを、うまく融合させて、本当にいい映画を作るためだけに、仕事をしたいと思っているんです。メジャーとかインディーズとか垣根なく、人が集まってくるものを作りたいと思い続けている。じゃないと、若いコにチャンスがない。

面白い素敵な仲間も多く集まってきましたし、僕達は小さな独立系の企画制作会社なので、クリエイターや俳優さんの才能を活かしたできるる限りのチャレンジをしていきたく思います。

課題は、社会情勢やテロ、スキャンダルにどう対処し、リスク回避するか、時代の変化についていきながら、スタッフ皆が実力をつけ、物作りをしていけるか、ですね。

− これからのビジョンを教えてください!

アジアを含めた海外展開。国内の非劇場のイベントでの上映。地域と一緒にどう映画を撮り、地方創生に関われるか、配信の強化、物作りをする上でのチーム一丸となっての制作など考えています。事業面では俳優のためのポータルアプリの開発を進めています。

春には台湾と香港に行ってきます。一緒に制作して上映できるように、下準備をしてきます。例えば台湾アーティストと日本アーティストをコラボレーションや、新しい役者さん、新しい監督、共同制作の可能性を広げていく動きです。今年に撮る6本のうち、2本は台湾との合作です。3年後には、日本でもアジアでも、日本の才能あるクリエイターが、まっとうに活躍できるようにして行きたいです。

そしてWanoともシナジーを生んでいきたい。例えば映像の配信用の企画を立てたり、チューンコアジャパン(Wanoグループの音楽流通サービス事業会社)に登録しているアーティストの方に、CMの楽曲を提供していただき、そしてプロモーションはワノグループ(Wanoグループで動画広告も手がけるネット広告会社)にお願いしたり、楽曲はチューンコア、メディアはこっちで、とか。企画をゼロからできると思っています。交流や情報交換をもっと密に行っていきたいですね。

− 伊藤さん、ありがとうございました!