INTERVIEW 2020.11.26

音楽に関わる仕事がしたい。自分で曲作りも行うエンジニアが、TuneCore Japanに懸ける思い

エンタメ分野におけるクリエイター支援をミッションに、様々なサービスを展開するWanoには、音楽流通サービス「TuneCore Japan」のエンジニアも在籍しています。入社後半年ながら重要な役割を担う吉田に、入社時の思いや今後の展望について話を聞きました。

音楽は自分のアイデンティティの重要な要素

大手ポータル検索サイトの運営会社に新卒で入社後、エンジニアとして経験を積んだ吉田ですが、Wanoにジョインする直前には、仲間と起業し受託開発を行っていたそうです。

「Webや動画の制作を請け負っていましたが、自分のアイデンティティに関わることのほうが情熱が続くんじゃないかという思いが強くなって。自分は中高生時代からバンドをやっていたことがあり、自分で曲を作ることもあるので、音楽に関わる仕事がしたいという結論に至りました。それで音楽に関わるサービスを自社で展開している会社を調べ始めたんです。」

Wanoの採用担当からコンタクトがあったことから、TuneCore Japanのことを知り、興味を持ったそうですが、どこがポイントだったのでしょうか。

「音楽が好き、という人は多いと思いますが、私は音楽を聴くだけでなく自分の曲を作って聞いてもらうのが好きだった。だから音楽を届けることを楽にするTuneCore Japanには情熱を感じたんです。」

プロダクトオーナー、UX責任者、フロントエンジニアを兼ねる

もともと入社時はフロントエンドエンジニアとして採用された吉田ですが、現在はプロダクトオーナー、UX責任者、フロントエンジニアと包括的な役割を担います。担当範囲が増えたことに対しては、「視座を高くしていろんな分野に関わりたかったので、自分に合っている」と感じているそうです。

「今主に取り組んでいるのは、画面デザインの見た目や操作性のリニューアルプロジェクトです。日々PdM(プロダクトマネージャー)のYuyaさんと話し合いながら進めていますね。TuneCore Japanはレーベルなどの法人が管理している場合もありますが、多くはミュージシャン個人が直接操作するサービス。日頃ITツールに触れる機会が少ない人も多いので、直感的に操作できることが重要です。一方で、アーティストはクリエイティブな人種でもあるので、クリエイティブでアトラクティブなUIである必要もあります。操作性とクリエイティビティを両立させるのが難しいポイントですね。」

エンジニア

自己アイデンティティと会社のビジョンが合致している楽しさ

音楽に関わる仕事を選んだことについて、現在どのように感じているのでしょうか?

「入社前から好きだったソロギタリストがTuneCore Japanを使っているなと気づいた時は、彼の音楽を届けることに寄与しているんだ、と感じられて嬉しかったです。また、TuneCore Japanユーザーであるアーティストが、音楽チャートにランクインしていると、やっぱり応援してしまいます。自分の個人としてのアイデンティティと会社のビジョンが合致しているのは、やりがいにつながると思います。」

現在も、家でギターを弾いたり、音楽を作ったりすることもあるという吉田は、ユーザーとしてTuneCore Japanで配信することにもトライしたいと考えているそうです。

TuneCore Japanが描く未来

アーティストがそれぞれのゴールに向かって、自由(独立・自立)なスタンスで音楽活動に継続的にチャレンジできる社会環境を形成することを目指すTuneCore Japan。今後どんな展開を予定しているのでしょうか。

「音楽を作って、配信して、チャートに入るまでの一連の工程をサポートするというのがTuneCore Japanが目指していることです。そのため、音楽の配信以外にもアーティストの活動を手助けするサービスが備わっています。例えばアーティストページ機能を使えば、アーティストが自分の簡易的なホームページを持つことができますし、LinkCore(リンクコア)機能を使って複数の配信ストアへのリンクをまとめて告知することもできます。THE MAGAZINE(TuneCore Japanが運営するWebマガジン)では、アーティストに気をつけて欲しい法律についての情報発信をすることもあります。そういった方向性はこれからも変わりません。」

「サービスがだいぶ成長して、今はここからTuneCore Japan自体もバージョンアップするフェーズ。だからこそ、デザインなどの見える部分も、プログラミングや開発技術といった見えない部分も、最新にしていく必要があるんです。それが、今私たちが取り組んでいることです。」

誰でもできることより自分にしかできないことがしたい

意欲的に働く吉田の根元にあるのは、どんな動機なのでしょうか。

「自分にしかできないことをやりたいというのが一番かもしれません。私自身が音楽を聴くだけでなく作ることが好きなのにもつながると思うのですが、誰でもできることより自分にしかできないことに燃えるんです。」

「Wanoは割とフラットな組織で、代表の威一郎さん(Wanoの代表)と直接意見交換したり、入ったばかりのメンバーでも意見が受け入れられたり、ということも普通にあります。また、TuneCore Japanチームは毎週全体会議があり、ビジネス面での数字や開発面の進捗などを互いに共有し合うので、一体感もある。プロダクト志向でユーザ視点を大事にしながら、自発的に動きたい自分には合っていると感じています。」