INTERVIEW 2022.6.22

息をするように使えるサービスを目指したい。アーティストとしての顔をあわせ持つ、TuneCore Japanのバックエンドエンジニアが目指す最高のサービスとは?

2012年のサービス開始以来、目覚ましい飛躍を遂げている音楽デジタルディストリビューションサービス「TuneCore Japan」。2021年度には、利用アーティストへの還元額が98億円となり、今では多くのアーティストに利用されています。そんな「TuneCore Japan」を、アーティストの立場として利用してきた芝崎が、今年の3月にWanoにジョインし、バックエンドエンジニアとして「TuneCore Japan」を支える立場になってみて、今、感じていることを聞いてみました。

共感できるビジョンを達成するために、技術を使いたい

大学は、プログラミングとは関わりのない文学部でしたが、システム会社に就職し、そこで業務効率化アプリケーションの開発を手掛けはじめました。意外な“方向転換”には、大学時代のアルバイト経験が関わっていたと言います。 

「電話で営業をするアルバイトだったんですが、自分が本気で良いと思えないものを売ることに強いストレスを感じたんです。そういう経験もあって、ものを作る方に行きたいなと思って前職に就職しました。」

そこからの転職を決めたのには、3つの理由がありました。

「1つ目は、プログラミングって、仕組みとか言語とかどんどん新しくなっているんですけれど、そういう新しい技術を取り入れて、遅れないようにしたいという思いがありました。2つ目は、自分が本気で良いと思えるものを作りたいということ。そして、これが一番大きな理由ですけれど、“世の中こういう風に良い方向にしたい”という目的やビジョンのある会社で働きたいと思ったこと。前職では、お客さんからの要望に応えて技術を使う会社だったのですが、そうではなく、会社の持つビジョン・目的に技術を使う、自社サービスを持つ会社の方が、何のために仕事をしているのか分からなくなることもないのではないかと思って、転職を決意しました。」

自身がユーザーだった「TuneCore Japan」での仕事

芝崎は、高校時代から始めたバンド活動を今も続け、作曲も手掛ける“アーティスト”としての顔も持っています。バンドの活動を通じて「TuneCore Japan」を知り、現在も利用するユーザーでもあります。 

「高校の時は、軽音学部に入ってドラムをやっていたんですけれど、大学時代にその部活仲間とバンドを組んでいました。そのバンドは大学卒業時に解散してしまいましたが、大学時代に入っていたジャズ研究会の仲間に誘われ、”Four Meals A Day”というロックバンドを組み、今も活動しています。実は、そのバンドでレコーディングした曲を世の中に出す方策を探しているとき、最初にヒットしたのがTuneCore Japanでした。」

「利用し出したのは2018年位からで、実際利用してみると、いろんなストアで配信した楽曲を一覧で見ることができて便利なんです。それに、コロナ禍でライブ活動ができないアーティストのためのキャンペーンも色々やっていて。だから、元々TuneCore Japanには良いイメージがあって、転職エージェントを介して採用募集を知った時から入社したいと思っていました。愛着を持っていたサービスを、自分がもっと良くできるなら、と転職を決めましたね。」

“何もかも違った” 実際に働いてみて感じることとは

現在、芝崎はWanoでバックエンドエンジニアとして「TuneCore Japan」の機能開発に携わっていますが、最初はあまりにも前職と違う文化に驚いたと言います。

「まず、オフィスで音楽が流れていることに驚きました。それと、以前の会社もある程度服装は自由、フルフレックスでしたが、取引先と会うときはスーツで、10時くらいには全員出社という感じだったのが、そもそもこの会社にスーツの人はいないし、音楽も流れているし、出社時間も自由、何もかも違うやん、って(笑)。仕事の進め方もかなり違いましたね。」

前職との様々な違いはありましたが、実際に働いてみて、今の環境は非常にありがたい、と芝崎は言います。

「コミュニケーションがすごく取りやすいですよね。もちろん、締めるところは締めるけれど、皆、穏やかですし。以前はフルリモートで、1か月近く進捗報告以外の会話がないみたいなこともありましたが、今はそういうことはなく、Slackを使って雑談もできる。自分はしょうもないことをいっぱい言いたい人間だから(笑)、こういう環境はありがたいです。雑談がある方が、『この質問しても良いのかな』みたいに迷わなくて済んで、結局効率的だとも思います。」

また、チームが一体となり、サービスを成長させていくということを体感しているそうです。

「“音楽と技術”の両方を好きな人がたくさんいて、皆がサービスをどうしたらよくできるのかを考えている、そういうふうに1つの目標に向かっていく“推進力”を感じるのはすごく楽しいです。」

アーティストの視点を持つ自分だからこそ、「TuneCore Japan」でできること、やりたいこと

そんな芝崎に、「TuneCore Japan」をどうしていきたいかを尋ねると、「まずはできるだけストレスなく使ってほしい」という答えが返ってきました。

「お客さんであるアーティストは、創作活動にできるだけ集中したいと思うんです。だから、そのアーティストたちが、“息をするように”使えるのが理想です。新しいものを使うとき、覚えなければいけないことはどうしてもあるけれど、そのストレスや負荷はなるべくなくしたい。例えば、iPhoneって、知識のない人でも感覚的に使えるじゃないですか。そういうサービスって強いですよね。自分はこれまで良く使ってきたし、ある程度リテラシーもあるつもりなので、十分使いやすいけれど、初めて使う人にとっても使いやすいかが大事だと思うので、初めて使う人に色々意見を聞いていかなければいけないと思っています。」

「自分はバックエンドエンジニアという、お客さんが直接触れる部分の“裏側”の開発をしていますが、お客さんがストレスなく使えるようにするには、“速度”をいかに上げるか、そのために情報がきれいに整理されていることが大事だと思うので、そこに力を入れて取り組んでいきたいと思っています。」

一見、遠い存在にも見える“アーティスト”と“エンジニア”という2つの顔を持っている芝崎ですが、その2つが分かるからこそ出てくるアイデアもあると言います。

「コロナ禍でリモートで曲作りをしていた時、バンドの曲を管理したり、TODOを整理したりするのに、業務効率化用のアプリケーションを使っていたのですが、こういうのをもっとうまく活かせたらな、と。これから色々勉強したいと思っているところですが、そういう補助輪的な役割のものが沢山あったら、アーティストの人たちももっと活動が楽しくなるんじゃないかな。自分は独創的ではないけれど、エンジニア、アーティストサイド両方を知っているからこそ、出てくるアイディアがあると思うし、そこが自分に求められているところかなと思います。」

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