INTERVIEW 2024.2.28

根源にあった「エンタメや文化に関わっていたい」という思い。2社を経てWanoに転職したバックエンドエンジニアを動かす、仕事の価値観。

有名アーティストからインディペンデントのサウンドクリエイターやYouTuberまで、ジャンルを問わず幅広く利用されている音楽デジタルディストリビューションサービス「TuneCore Japan」。その「TuneCore Japan」で昨年9月より働く立原は、2社でエンジニアとしてキャリアを積んだ後、Wanoに入社。大学ではフランス語文学文化を学び、映画の勉強をしていたという経歴の持ち主です。今回はWanoに入社するまでの経験や、入社してからの仕事に対する思いなどを聞いてみました。

「自由に働きたい」から始まったエンジニア人生

大学は文系だったという立原。フランス語文学を選んだのは、大学に入るときの説明会で面白そうだと思ったことと、社会人になったらやろうと思ってもできないような分野だったからでした。

「大学では、フランス文学だけでなく、文化全般について学びました。自分はその中でも映画に興味を持つようになり、とにかく映画をたくさん観ましたね。好きなのは、低予算で作られていたり、上映する映画館が限られていたりするような、マイナーな映画です。たくさんの人が観ることを想定して作られていない映画は、監督独自の表現が出やすいと思っていて。世間一般の人にわかりにくいような、大衆受けしないようなものが、個性的で観ていて面白いと感じます。」

そんな立原が就職活動でエンジニアという職種を選んだのは、自分の性格や将来の働きたい方向性を考えたときに、”スーツを着たくない、自由に働きたい”と思ったからだと言います。 

「コーディングは未経験でしたが、将来的に自分がそういう働き方ができるようになるためには?と考えたときに、エンジニアなら実現できそうだと思いました。もちろん、どんな仕事もやっていればそれなりに面白くはなるのだろうけど、10年、20年後を考えたときにやっぱり自分の性格に合った仕事をしたかったんです。」

肌に合っていたエンジニアの仕事

新卒で入社した会社では、基礎を学ぶためにITスクールに3ヶ月通い、実務に就くことができました。その後も仕事が終わった後や週末に業務では触れないところを学習するなど、立原は集中して勉強を続けます。

「分からないことがあった時に、わーっとなる人は向いてないのかもしれないのですが、分からないことに行き当たった時に、どうしたらいいかを考えるタイプの自分には、エンジニアの仕事が肌に合っていると感じました。」

2年ほどその会社でSIer業務システムの開発の仕事に携わった後、自分のできることも広がって、ちょうど区切りがついたと感じたタイミングで、転職を考えるようになります。

「使っている技術スタックが自分がたまたまやってきたことと一致していて、しかも1社目と比べて環境が現代的だったことが、2社目を決めた理由です。そこでは、CTI(Computer Telephony Integration)サービスの立ち上げを担当しました。簡単に言うとコンピューターシステムと電話やfaxを連動させた、電話応対業務の高度化を実現するシステムです。そこで2年経つ頃、周りのメンバーが退職して、環境が変わってきたこともあって今後のことを考えるようになりました。」

エンタメに近いところに関わっていきたい

2度目の転職を考えるにあたり、立原は、自分が根っこでずっと持っていた「エンタメに関わりたい」という思いに気づいたのだと言います。

「中学生のころから音楽が好きで、ハードロックから入りヒップホップへと好きなジャンルが広がっていきました。大学でもピアノサークルに入ったり、DJになろうとミキサーを買ったりするなど、ずっと音楽は好きでした。大学で映画をたくさん観たこともそうですが、やっぱりずっとエンタメが好きだったんだと改めて思うようになりました。」

「エンタメ」と「エンジニア」の両方が重なる仕事は少なかったそうですが、Wanoに出会い、入社を決めます。

「カジュアル面談が丁寧だったのも決断を後押ししました。面接してくれた人が、自分の勉強した痕跡(Githubのリポジトリ)を見てくれていたのが驚きでした。自分も反対の立場で面談をしたこともありますが、忙しいとなかなかそこまでできません。人と向き合ってくれそうだなと感じました。

また、選考プロセスの後半ではWanoで働くエンジニアと直接話す場を設けてくれて、会社の内情が知れたのもよかったです。」 

アーティストに届く、という満足感

入社して約半年の立原に、Wanoで働く魅力と、これからWanoでやりたいことを聞きました。

「今までと一番違うのは、メンバーみんなが自己研鑽をしている点です。ほとんど全員が、本を読んだり学習したりしているのが伝わってきて、すごいなと思います。また、オフィスの天井が高くて開放感があるのも気に入っています。

また、エンタメに関わっているという満足度が高いのはやっぱり良いです。自分が関わった改善について、SNSでアーティストが”使いやすくなった”と呟くなど、反応や結果が分かりやすいのがモチベーションになるんです。」

「今まではバックエンド領域を中心に仕事をしてきましたが、フロントエンド領域まで技術の幅を広げて、エンジニアとしての価値を高めていくことが今後の目標です。」

Wanoエンジニア

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