INTERVIEW 2022.12.1

趣味ではじめた動画制作とコーディングがつながったキャリアチェンジ。 “楽しい”を追求する27歳が感じる、好きなことを仕事にするメリットとは?

“日本から世界へ独創的なプロダクトを創る”というビジョンを掲げ、音楽ディストリビューションサービス「TuneCore Japan」をはじめ、様々なサービスを作り出してきたWanoグループ。創業より14年経った今、今後の新たなる展開も見据え、新しいメンバーも積極的に採用しています。

今回は、ビデオ配信サービス「Video Kicks」チームに最近加わったエンジニアの福壽に、入社のきっかけや転職体験について聞いてみました。

大手食品会社の生産管理部からの、エンジニア転向 

大学では農学部で食品の食感に関する研究をしていたという福壽は、大学院卒業後、大手食品会社に入社しました。食品関連への興味は高かったものの、まだやりたいことが明確でないように感じていたこともあり、大手を選んだのだと言います。配属された生産管理部では、工場のライン管理が主な仕事でしたが、ジョブローテーションとして工場に関わり続ける人が多いのを知り、「このままでは工場しか知らない人になるのではないか」と転職活動を開始しました。

「転職活動を始めた当初は、近い業界で、営業や研究など幅広く探していました。でもなかなかやりたい仕事が見つからなくて。ちょうどその頃、エンジニアブームが来ていて、YouTubeでプログラミングの動画を見て独学で勉強を始めたんです。初めてのプログラミングだったのですが、実際に作ってみたらすごく面白くて、もう少し勉強して仕事にできたらいいなと思い始めました。」

ところが転職活動を始めて2、3ヶ月が経った2020年の5月、エージェントから「コロナでこれから求人が減り、転職は難しくなるかも」と連絡を受けます。結果的には、求人はその後再度増えることになるのですが、当時の福壽は第二新卒ギリギリだったこともあり、「先にIT業界に入らなければ」と焦りを覚えたそうです。未経験のため、とにかく数を打とうと集中して転職活動を行った結果、無事SIerに転職することになります。

「実はもう一社スタートアップからも内定をいただいたのですが、未経験の不安もあったので、研修制度が整っている前職に決めました。研修は脱落する人がいるくらい厳しいものでしたが、そこでかなり鍛えられ、入社して1年半後にはサブリーダーに昇格することができました。」

「業務としては、家電メーカーの経理システムや銀行の契約システムなど、クライアント企業が社内で使う基幹システムを受託開発するプロジェクトで、開発とテストを担当していました。プロジェクトごとに5〜10人のエンジニアがアサインされるのですが、コード量が膨大で、最初はあわあわしていましたね(笑)でも、コードが書けるという楽しさがありました。」

「面白そうなこと」を探して出会ったのがWanoだった

そうして実務に慣れていった福壽ですが、徐々に物足りなさを感じるようになります。

「自分が作ったものが、クライアントの社内でしか使われないので、どう役立っているのかわからないというのが一番のフラストレーションでした。最初はコードを書けるということだけで楽しかったんですが、だんだんなんか違うなと思うようになって。でも仕事だしなあと。家でやりたい言語を勉強して、その気持ちを解消していました。」

「そこから、こういう現場で働きたいという希望を会社に伝えるようになったんですが、それもなかなか難しそうだったので、転職を考えるようになりました。転職の前に、ユーザーが外部にいるWeb開発に副業で関わり、その時にこっちが向いてるなと思ったので、Web系の会社の求人を見るようになりました。Web系では、扱ってる技術が圧倒的に新しいのと、技術に興味がある人が多くて、そういう話ができるのが楽しかったんです。」

業界はあまり絞らず、小規模チームで面白そうなことをやっている会社を探していた福壽は、ある採用サイトでWanoに出会い、音楽や映像に関わる事業をしているという点に興味を持ちます。

「実は、大学生の頃から、6、7年ボカロで作曲をしたり、そのMV(ミュージックビデオ)を作ったりしています。曲作りは、高校の時に文化祭でバンドをやったのがきっかけです。MVは、作った曲に合わせて、イラストを発注して、自分で動画にしています。Wanoのカジュアル面談で、音楽や動画のクリエイターをサポートするサービスを展開しているという話を聞いて、自分がやってきたことにつながる、と思ったんです。」

Wanoエンジニア福寿2

作ったものを改善して育てていけるという面白さ

メンバーと空気感が合うと感じたこともあり、転職に迷いはなかったという福壽に、実際に入社した今どう感じているのかを聞いてみました。

「転職前に持ってた悩みが解消されたので、転職して良かったと思います。やっぱり、作ったものを改善していける、そして育てていける、というところが面白みですね。前職だと言われたものを作って終わりでしたが、自社プロダクトだと話し合う機会も多く、こうした方がいいんじゃないかという意見を出すことも増えました。今は動画サービスの新機能を開発しているのですが、知っている用語が多かったりと、動画制作の経験も生きていますね。」

「また、React、TS、Goなどの新しい技術に触れることができることにも満足しています。その分、環境構築には苦労しましたし、今までなんとなくやってたこともなぜやるかを理解しないといけないので大変ですが、2ヶ月経って慣れてきたかなと思っています。」

「びっくりしたのは、音楽をやっている人が会社に多いことです。バンド時代は周りにそういう友達がいたのですが、社会に出てからはあまり出会ったことがなかったので、なんでこんなにたくさんいるんだと思いました(笑)。体育会系すぎずちょうど良い感じのゆるい雰囲気が心地良くて、すごく会社を気に入っているので、これからもよろしくお願いします。」

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