COLUMN 2023.11.29

“大人の自由研究”で得られたもの。Wanoグループ開発合宿レポート!

“日本から世界へ、独創的なプロダクトを創る”ことをビジョンするWanoグループ。動画コンテンツのディストリビューションサービス「Video Kicks」、音楽コンテンツの流通サービス「TuneCore Japan」を開発・運営する他、グループ内にはITプロダクトの開発・運用を行うEDOCODE株式会社を抱えるなど、様々な事業分野を手掛けています。そんなWanoグループから、総勢20名のエンジニアが業務の垣根を超え、“開発合宿”に参加。麻雀からペアレンタルコントロールまで、仕事から離れての開発はまさに“大人の自由研究”!刺激と楽しさに満ちたWanoグループ開発合宿2023をレポートします!
(聞き手:広報ツヅキ)

 

<今回インタビューに答えてくれた3人>

Johnny(ジョニー):Video Kicksを立ち上げから支えるエンジニア。2016年に台湾から来日しWanoグループに入社。

まさふみ:TuneCore Japanバックエンドエンジニア。プログラミングができる環境を求めて、昨年Wanoに転職。

ゆたか:大手外資系企業を経て、今年4月EDOCODEに入社。PUSHCODEの開発を担当。

コロナ禍での中断もありながら、3年ぶり5回目のWanoグループ開発合宿

ツヅキ:
エンジニア合宿って、私は初めて聞いたんですけれど、よくあるものなんですか?どうしてこの合宿をすることになったんでしょう?

ジョニー:
エンジニア界隈では比較的メジャーで、Wanoでは2017年からやっていますね。。コロナ禍で中断はありましたが、今年で通算5回目になります。

ゆたか:
ブログとかで見たことがあったんですが、自分自身は、こういうエンジニア合宿は、初参加でした。

ツヅキ:
今回の合宿は何人くらい参加したんですか?

まさふみ:
全部で20人位ですね。Wanoグループから、TuneCore Japan、Wano、  EDOCODEとそれぞれのチームのエンジニアが参加しました。

ツヅキ:
皆さん、どんな感じで開発していたんですか?

まさふみ:
事前にテーマをそれぞれで決めておいて、合宿で実際に開発したものを2日目に発表する、という感じです。チームでやる人もいれば、個人個人でやる人もいましたね。

ツヅキ:
テーマの内容は、仕事に沿ったものなんですか?

ジョニー:
もちろん、仕事のことでも良いし、趣味みたいなことでも。

まさふみ:
ゲーム作っている人もいたりしましたね。

ツヅキ:
へぇ~!開発テーマは自由なんですね。

ジョニー:
開発テーマはギリギリに決める人もいるけど、そこらへんは自由(笑)。僕は会社のシャッフルランチに使うプログラムを、情報システム担当の宜保さんと開発しました。

仕事を離れて開発する楽しさを味わえた1日目

ツヅキ:
ジョニーさんは何度か参加されているそうですが、実際に今回の開発合宿を終えてみて、どうでしたか?

ジョニー:
正直、合宿は楽しいんだけど、体力的にきついから前回で最後かなと思ってました(笑)。前回までは結構夜遅くまでみんな頑張る感じで、あんまり寝られなかったんですよ。

でも、参加メンバーも増えたし、コロナ禍もあって久しぶりだったので、せっかくだし参加してみようと思って。実際に参加してみて、今回は体力的にも無理せず楽しんでやれました! 

ツヅキ:
今回作ったのは、どんなプログラムなんですか?

ジョニー:
会社で月1回やっている“シャッフルランチ”のメンバーを、自動的にランダムで選ぶような仕組みです。ネット上でもランダムにメンバーを決めるプログラムはあるけれど、“1回限りのランダム”で、割と同じようなメンバーが選ばれてしまうことがあるから、過去も含めてランダムにメンバーが選ばれるようなプログラムを作ったんです。前に作ったプログラムがあったにはあったんですが、データ入力とか手作業が発生していたので、今回は完全に自動化されたプログラムを作りました。

ツヅキ:
ゆたかさんは初めての参加だったそうですが、どうでしたか?

ゆたか:
私自身、エンジニア合宿自体が初参加だったんですけれど、普段業務で関わらないメンバーと会話するきっかけになって楽しかったですね。

今回、自分はEDOCODEメンバー5人で1つのチームになって、ランチ会で使うゲームを開発しました。作ったのは、“画像生成AIを使った言語バリアなし複数人数が遊べるゲーム“で、合宿中には完成できなかったんですけれど、最終的にはランチ会で使えるように進めていきたいですね。

ツヅキ:
具体的にはどんなゲームなんですか?

ゆたか:
あるトピックについて、禁止されたワードを使わずにChatGPTの画像生成AIを使って画像を作って、その画像に皆で投票して、一番点の高かった人が勝ち、みたいな。

ツヅキ:
おお~、それ面白そうですね!まさふみさんはいかがですか?

まさふみ:
めちゃくちゃ楽しかったですね。普段とは違う場所で開発するっていうのが、ワーケーションみたいな感じで。お酒飲みながらコーディングしたりするっていうのも楽しかったし、場所が変わるとアイディアが浮かんだりして良かったです。

また、普段話さないような人とも話ができたのもありますね。コーディング中は雑談したりして、それも楽しかったです。それに、夕飯もすごく美味しかったし、量も多かったのも良かった(笑)。

いよいよ、成果発表!刺激に満ちた2日目

ツヅキ:
2日目の成果発表はどんな感じだったんでしょう?

ジョニー:
今回はチームが多くて、1組5分くらいの発表でしたけど、皆のネタや発想が面白かったのと、AIとか最新のテクノロジーを取り入れていたりして時代を感じました。個人的には麻雀ゲームが面白かった(笑)。

ゆたか:
麻雀ゲームは面白かったですね。業務で使っていた言語で開発されていたのが面白かったです。普段と違う技術が見れたのもよかったですね。特にEDOCODEは、TuneCore JapanやWanoとは畑が違うので、その違いが面白いです。

まさふみ:
いつもの業務の領域のちょっと外のものにトライしたので、“大人の自由研究”みたいな感じなんですよね。

他の人の研究で面白かったのは、お子さんを持っている人が開発した、ネットで18禁をみたり課金したりをコントロールするためのプログラムです。既にいろんなペアレンタルコントロール機能が提供されてはいるんですが、賢い子だとそれをかいくぐって見たり課金したりしちゃうから、いかにそれをシステマチックに制御するか、みたいなことを考えて開発していました。これ、むしろサービス化しちゃえば良いじゃん、ってみんなで盛り上がりましたね(笑)。

自分が触ったことのない領域については、他の人に聞いたり、これどう思います?みたいなアイディアの壁打ちができたりしたのも良かったですね。

ツヅキ:
確かに、“自由研究”みたいですね!普段ちょっと勉強したいなと思ってもできないことって結構あるから、こういうところでやれるのは良いですよね。他にも何か今回の合宿で良かったことってありますか?

ジョニー:
今回、女性が初参加したのと、外国人のエンジニアの参加が増えたのもよかったなと思います。

 まさふみ:
全員個室だったのも意外と良かった(笑)。

ジョニー:
あと、EDOCODEはほぼリモートなので、EDOCODEのエンジニアとは交流が普段ないんですよ。リアルで会わないから、こういう機会があってめちゃ嬉しかった。EDOCODEのエンジニアはほぼ初対面だったかな(笑)。

ゆたか:
そうですね、私は他のグループのメンバーとなかなかリアルで会うこともなかったから良い機会でした。ただ、実はまだそこまで話せなかったので…、忘年会とかで話せたらな、と思っています。

ツヅキ:
来年もまたあるんですか?

ジョニー:
分からないけれど、たぶんあるんじゃないかな。皆からの評判も良いですし。

違うチームの人との交流や領域外のことにトライできたこと。合宿を通して得たものとは

ジョニー:
普段は業務で忙しいから、たまに気分転換でそういう業務以外のことに触れたり、普段交流のない人とも話すことが良い刺激になりますよね。それと、合宿で作るプログラムは趣味的なもので、自由にテーマを選べるけれど、それを実用に生かすことができたらもっと嬉しいです。

実は、うちの会社のトイレって人が入っているとランプがつくようになってるんだけど、それは昔の合宿で作られた成果なんですよ。そういう風に実用に活かされているのを見るとすごく嬉しいですね。 

ツヅキ:
そうなんですね、知らなかったです!他の方はどうですか?

まさふみ:
領域外のことにトライできるということと、頭のリフレッシュになるというその2つは合宿で良かったと思うところですね。

ゆたか:
社内の違うチームの人とコミュニケーションできたのはすごく良かったです。あと、合宿の短い期間で、普段と違う技術を使うことができて、すごく刺激になりました。

まさふみ:
あと、合宿と言っても、変に途中報告を強制されるとかそういうこともなく、それぞれヘルプが必要だったら助けてくれるけど、基本は各々のスタイルでやってる、というのがすごくWanoグループらしいな、って思いました。各々で独立性があるというか、自走している感じというか。

ツヅキ:
確かに、皆それぞれ独立性がある感じがWanoっぽいな、と思って聞いていました。

 

いつもと違う技術に触れることで刺激になったり、頭のリフレッシュになったり、充実した2日間のようでした!これからも、“日本から世界へ、独創的なプロダクトを創る”を掲げて飛躍するWanoにご期待ください。

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