こだわりの日本素材を使った⾷の感動体験をもっと広げるために―「そらをあおぐ」ブランドを拡大していくための今後の展望を聞きました。
“日本から世界へ独創的なプロダクトを創る”を掲げるWanoには、2021年7月から開始している「そらをあおぐ」というブランドがあります。このブランドは、料理人や生産者の置かれている環境を改善して、本物の和食を守り世界に広げていくことを目的に立ち上がりました。
現在販売しているのは、生産者が想いを込めて作った素晴らしい食材を使って一流の料理人が調理し、それを簡単に、安心して食べることができるミールキット。思わず空を仰いでしまうような心を動かす感動の料理は、全てミシュラン2つ星シェフ・高木一雄が手掛けており、⽇本各地を巡って出会った生産者の食材を使い、麹や出汁などの日本の伝統技法を生かして「素の味」を最大限に引き出すことを大切にしています。
事業開始から4年が経過した今、新たに見えてきた課題とこれからのさらなる事業拡大に向けての展望を、事業責任者である田村に話を聞きました。
日本の素晴らしい生産者が作った素材を使った商品をより多くの方に体験してもらうための商品開発、ブランディングの強化をしたい
「そらをあおぐを立ち上げたとき、どのような形でどのような人に届けるかを議論し、”日本の厳選素材を使った美味しい一皿を手軽に体験できる”というブランドのコンセプトに沿って、ミールキットという形でスタートしました。ただ、一般消費者向けのミールキットはすでに大手が参入していていたので、まず初めに“キャンプ飯”という立ち位置で販売を開始しています。当時コロナ禍でキャンプブームがあり、キャンプ中のおいしい食事の需要が高まっていたことに焦点を当てたことがきっかけです。」
「実際キャンプ飯としての販売は成功したのですが、私たちのブランドのおいしさを届けたいお客様はキャンパーの皆さんだけではありません。キャンプ飯だけの展開では、一般の消費者が手に取りにくい一面があり、ブランドとしてやりたいことと商品ラインナップのミスマッチが起きている今の現状を打破したいと考えています。」
「そらをあおぐ」というブランド自体の認知度にもまだ伸びしろがあるため、ブランディングを強化するために素材や製法のすばらしさを伝え、ブランドコンセプトに沿った商品ラインナップに刷新したい、と田村は言います。
「そらをあおぐでは、食材探しのために全国に足を運び、味はもちろん、育て方、作り方をしっかりと確認した上で仕入れる食材を決めています。こうして仕入れた食材を高木シェフが素材の味を活かし美味しさを引き出す料理にしてくれます。この美味しさを家庭でも簡単に味わえるような商品作りを目指しています。そのため、食材には本当にこだわり抜いているんです。例えば、酒造りの神様と称される、農口尚彦研究所の農口尚彦氏がそらをあおぐのために特別に仕込んだ貴重な米麹を使用した特製甘酒や、その甘酒を使ったアイスを開発していて、今後コラボ商品として発売する計画をしています。」
素材への圧倒的なこだわりとそれを生かす日本伝統的な料理法で魅せるおいしさを伝え、本物の和食を世界に広げる
今回コラボする農口尚彦氏は、石川県小松市観音下町で酒造りを70年以上行っている”能登杜氏四天王”の一人です。酒造りには米や酵母、水、気候など日々変化するものと向き合う必要があり、日本独特の複雑な発酵技術や経験によってその酒の味わいが左右されます。
「そらをあおぐのシェフ・高木は以前より農口尚彦氏と交流があり、シェフにとって麹は日々の料理づくりに欠かすことのできないものであることから、農口尚彦氏が特別に米麹を作ってくださる事となり、今回の取り組みにつながりました。酒造りの神様と一流の料理人、共に妥協を許さない職人によるコラボ甘酒。その味わいと二人の職人の思いをうまく伝えていきたいと考えています。」

「まだまだ話し足りないんですけど、マグロ節とか、山椒とか…とにかく日本各地にこだわりを持って作られた素晴らしい食材がたくさん眠っています。これからは、その食材一つ一つが主役になるような商品開発を行い、シェフの高木が得意とする発酵や出汁などの技術を駆使しながら、添加物を使用せずに“素のおいしさ”を引き出していきたいです。」
「今って本当に物があふれた時代で、消費者に選んでもらうためには理由付けが必要だと思うんですよね。素材の裏に隠れたストーリーと共に発信しいくことで、 “おいしそう”はもちろんなんですけど“ギフトにもいいかも”など、手に取りたくなる理由にもなりますし、そらをあおぐが広がることで料理人や生産者の方の環境を少しでも改善し、和食文化の継承や広がりに貢献していけたらと考えています。」

事業責任者である田村が描く、無限大の可能性を秘めた「そらをあおぐ」の未来
「そらをあおぐ」の商品ラインナップの見直し、ブランディング強化を図ることで、現状維持にとどまらずにどんどん事業を大きくしていきたいと田村は考えています。
「B2Cだけでなく、百貨店などへB2B営業も継続し、キャンプ以外の業界にも商品を提供することで、企業のニーズに応じた商品開発を進めていきたいですね。食にこだわりがある方とのコラボ商品展開などの道も模索していきたいと思っています。
いずれは、国内だけにとどまらず、海外展開も視野に入れています。そらをあおぐは日本の厳選素材を使用したり、日本伝統の技法で調理されたりと、日本の素晴らしさを前面に押し出しているブランドなのでインバウンド需要と合致する部分が多いです。実際にシェフの高木はすでに海外で和食レストランの監修を行っているので、長期的なプランにはなりますが今後もニーズのある地域への商品展開を進めていき、本物の和食を知ってもらうきっかけとしたいです。」
やりたいこと、やらなければならないことがあふれている「そらをあおぐ」チームは現在4人で構成されています。これからのブランド、スモールチームだからこそのやりがいや大変さについても聞いてみました。
「まだまだこれからの事業なので、自分の頑張り次第で大きくすることができる、頑張りが直結するところがやりがいです。ブランドを成長させるためのリソースがちゃんと揃っているのも魅力ですね。シェフがいて、仕入れを担当してくださる方もいて、工場も持っているので商品を作る準備は整っています。それをどんな形にしてどう届けるかということをしっかり考えて、実現していくところが私の担当分野なのですが本当にそれ次第だなと。やりがいもありますし、プレッシャーでもあるんですけど、頑張っていきたいです。」
「現在は専任が私一人で、その他のコアメンバー含めても4人しかいないスモールチームです。これから組織が拡大していけば事業をどんどん前に進めることができるので、食に興味があり、一緒に推進してくれるメンバーを募集しています。ブランディング、マーケティング、営業…どの機能もまだこれからなので、事業のステージにあわせて共感してくれる仲間を増やし、組織としてもパワーアップしていきたいです。」
無限大の可能性を秘めた「そらをあおぐ」が、これから田村を中心にどのような広がりを見せていくのか…今後の事業展開が楽しみです。
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