COLUMN 2019.4.9

3/27音楽サービスエンジニアmeetup開催レポート

音楽サービスエンジニアmeetupとは?

誰でも自分の曲をiTunes、Spotifyなど世界中のストアで販売・配信できる「TuneCore Japan」と、その価値を映像コンテンツにも広げ、MVから映画まで世界中のストア・チャネルに配信することを目指した映像ディストリビューションサービス「Video Kicks」を展開するWanoグループでは、日々音楽や映像に関する技術と向き合いつつ、プライベートでも音楽や映像を楽しむエンジニアが多く在籍しています。

目まぐるしく進化を続ける音楽・映像業界にありながら、それを支えるテクノロジーについて情報交換や交流できる機会があまりない、ということで、普段なかなかお伝えすることのない当社の音楽関連サービス開発の裏側、技術トレンドなどをお伝えしつつ、音楽サービス開発に携わっている、音楽に関したサービスに携わりたいと思っている、とにかく音楽が好きだ、というみなさんと色々話してみたい!交流したい!いう目的でミートアップを開催しました。

初めての開催ということで心配だらけだったのですが・・・おかげさまでたくさんの方にお集まりいただき、予想以上の盛り上がりとなりました。

音楽サービス開発裏話

とはいえ、初の自社開催。「音楽サービス」ネタにどれだけの人が興味を持つのか、社員しか集まらなかったらどうしよう、など心配しつつ当日を迎えましたが、蓋を開けてみると当日キャンセルもほとんどなく、ほぼ定員に近い方にお集まりいただけました!

いよいよミートアップスタートです。
まず最初はWanoのVPoEである橋本誠良から、TuneCoreサービスの紹介と開発の裏話。

USのシステムをローカライズするだけかと思いきや、日本語で動く環境や料金設定、支払い方法のカスタマイズには対応できず、結局独自で開発しなければならなかったこと、USからの資料は手書きの紙1枚で、DDLから起こしたER図を紙に出力して床一面に敷き詰め、機能の取捨選択から始めたこと、など、今では考えられない状況に、参加した方だけでなく、同席した社員たちも思わず聞き入っていました。
2人目はTuneCore Japanで開発を担当する渡邊陽平から、2017年に行ったTuneCore Japanサイトリニューアルの話。

最後に、Video Kicksの開発を担当する伏見尚人から、ユーザーが動画をアップロードする際に必要になるエンコーディングに関して、なるべく早く、かつ、安く実現するためにこれまで採用してきた技術やその課題などお話しさせていただきました。

詳しいミートアップの内容はこちらから。

そして盛り上がる懇親会

質疑応答で第1部は終了し、第2部は懇親会です。

Wano社員も参加者の皆さんもドリンクやピザ片手に話に花を咲かせ、好きな音楽や音楽に関係する技術の話で第1部以上の盛り上がり。1時間で終了の予定でしたが、まだまだ話し足りない!ということで1時間延長。様々な音楽関連トピックで話をすることができて、いろんな刺激をいただきました!

ミートアップを終えて

「音楽」を切り口に開催した今回のmeetup。技術や開発手法をテーマにしたイベントは多くありますが、「音楽」というありそうでないカルチャー切り口で楽しかった、という声を多数いただきました。初回開催ということで課題もありましたが、社員にとっては「音楽サービス」という共通のテーマでの交流を深めることができただけでなく、自社サービスを外に伝えることで改めてサービスについて理解を深めるいい機会にもなりました。ご参加の方から「今度一緒に開催しましょう!」「何か一緒にできるといいですね!」というお声がけもいただいたので、これをきっかけに、音楽に興味のある、音楽サービスに関わっているエンジニアの方を中心に、こういった機会をどんどん作っていければと思っています。

「音楽」「カルチャー」などを切り口にしたエンジニアのイベントを今後も企画予定です。一緒に何かおもしろいことができそう!という企業もしくは団体の方、ぜひお声がけください!