INTERVIEW 2023.2.28

自社サービスの開発で感じた”サービス愛”。受託開発会社から転職したフロントエンドエンジニアが今考える仕事のモチベーションとは?

2012年のローンチ以来、インディペンデントなスタンスで活動する独立系のアーティストをサポートするためにサービスを拡大してきたTuneCore Japan。最近では、TikTokなどSNSからヒットとなる楽曲が増えていく中、サービスを利用するアーティストがバイラルチャートで上位に入るなど、ますます利用が進んでいます。

今回は、TuneCore Japanのプロダクトチームに最近加わったフロントエンドエンジニアの浅野に、Wanoへの入社の経緯や働くモチベーションについて聞いてみました。

技術的に成長できそうな環境に惹かれた

新卒で受託系の開発会社にエンジニアとして入社し、WebサイトやパーソナライズできるECサイトのプロジェクトに関わった浅野ですが、大学では経済学を専攻していたと言います。エンジニアになったきっかけはなんだったのでしょうか。

「大学時代、どうしてもMacが欲しかったのがきっかけです(笑)。Macを買う理由が欲しくて、買ったらプログラミングを勉強しようと決めて、独学で始めました。ドットインストールなどのサイトを見ながらプログラミングしてみたら、どんどん面白くなっていった感じです。もともといろんなことを勉強するのが好きなんですよね。」

「最初の会社も楽しかったんですが、もっと他の経験もしてみたいなと思って、副業を探すためにWantedlyに登録した中でWanoに出会いました。調べていくうちに、面白そう、入社したい、と思うようになって。スキル的にも自分が使っていたTypeScriptや React、Next.jsが必要なポジションがあったのと、メンバーに会う中でここなら技術的に成長できそうだなと思ったのが大きいですね。」

自分がちゃんと見られている感がある

もう一つ、浅野がWanoに興味を持ったのは、VPoEの橋本のインタビューでした。学生時代のアルバイトで、飲食店のマネジャーとして働いたことのある浅野は、そこで人のマネジメントの難しさを経験したのだと言います。

「人にモチベーションを持って働いてもらうのって難しいなと感じたことがあったので、橋本さんがインタビューで”チームを前から引っ張るのではなく、後ろから後押しする”と話していた言葉がすごく印象に残ったんです。

また、Wantedly上で他の会社ともやりとりがありましたが、Wanoのコミュニケーションは機械的なところが全くなくて、一人一人に向き合っている会社だと感じました。自分がちゃんと見られている感があるのは、やっぱり人のモチベーションになるとも思います。」

最初は副業を探していたこともあり、入社を決めるまでは少し迷いがあったそうですが、それらが決め手となり、2022年の8月にWanoに入社となりました。

自社サービスの開発ならではの”サービス愛”

入社して既に7ヶ月、今はどのように感じているのでしょうか?

「採用時から感じていましたが、社内の良いコミュニケーションは想像以上ですね。例えばプロダクトチームでは、スプリント毎にKPTフレームワークを使った振り返りの時間があるんですが、その中では業務に関することだけでなくプライベートのちょっとした出来事も気軽に共有します。

また、前職ではSlackではなくChatworkを使っていたので、一人一人が今取り組んでいることや困っていることをつぶやくtimes文化がありませんでした。でもWanoではみんながそれをやっていて、それがコミュニケーションを活発にしていると感じています。また、CTOのLuさんやマネジャーの翔吾郎さんが話しかけやすい雰囲気を作ってくれていて、業務上での疑問はもちろん、その他のことも気軽に相談しやすいんです。個人的には、これが一番の福利厚生だと感じています(笑)。」

実は自社サービスということで激務を覚悟して入ったという浅野ですが、実際は無理なく継続してパフォーマンスを出せるようにと、業務のバランスもケアしてくれているとも感じているそうです。

「嬉しかったのは、自分がメインで実装したUIのリニューアルをリリースした際に”使いやすくなってる”というツイートがあったこと。そういう反応はSlackやスプリントプランニングでも共有されるし、その度にサービス愛が強まっています。携わっているサービスをもっともっとよくしたいという思いは、やっぱり自社サービスならではだと思います。」

アーティストがもっと本業に集中できるサービスにしたい

「スキル的にもマッチしていて、反響があるサービスで、満足度は高いです」と話す浅野に、今後の展望を聞いてみました。

「サービスに関しては、アーティストの作業コストをなるべく使わず配信できるように改善していきたいですね。特に、自分はフロントエンドエンジニアなので、直接ユーザーが触る部分がどうやったらわかりやすくなるかということを想像したり、いろんなサービスサイトを触る時間を定期的に作って研究したりしています。

TuneCore Japanを使うユーザーのほとんどは、レーベルなどではなく自身で登録作業をするインディペンデントなアーティストが多いんです。そういうユーザーは、サービスが使いやすくなればなるほど、楽曲作りや演奏といった“アーティストとしての本来の活動“に集中できますよね。だから、アーティストが本業に少しでも専念できるように、プロダクトを通してサポートし続けたいと思っています

Wanoフロントエンジニア