【後編】TuneCore Japan創業メンバーの吉野と振り返る、TuneCore Japanの始まりと成長。 そしてこれから描いている未来とは?
Wanoグループの音楽デジタルディストリビューションサービスTuneCore Japanは、誰でも自分の楽曲をApple Music, Spotify, TikTok, Istagramなど55以上の音楽ストリーミングサービスやSNSへ配信し、収益化ができるサービスです。
Wano代表取締役の野田と、TuneCore Japan取締役である吉野を含む数名で立ち上げたこのサービスは、日本がガラケー全盛だった時代の2012年にスタート。
ストリーミングサービスの可能性を信じて、常にアーティストに寄り添い、日本の音楽を世界に届けられるようさまざまな支援を続けてきました。
2024年は、アーティストへの還元額は164億円と過去最高額を更新、紅白歌合戦出場アーティストを輩出し、2025年も新たなサービスを開始するなどして年々進化しています。
前編・後編に渡ってお届けしている本記事は、前編では“TuneCore Japan”のサービス立ち上げを改めて振り返りながら、サービスの成長につながったターニングポイントまでをお届けしました。
(前編はこちらから)
今回後編ではTuneCore Japanを支えるメンバーの話、これから見据えるサービスの展望についてTuneCore Japan創業メンバーであり、取締役である吉野に語ってもらいました。
TuneCore Japanを支える、少数精鋭のメンバーたち
TuneCore Japan創業当初は Wanoからの全力サポートを受けながら、基本表向きは3人体制でしたが、今では50人を超えるチームになりました。常に時流を先取りしながら “アーティストのためのサービス”を作ってきた裏側には、TuneCore Japanで働くメンバー全員の努力があります。

「現在約50人ほどのメンバーが所属していますが、事業の規模に対して人数は少なく、全員が日々頑張ってくれています。アーティストが直面している課題や不満はアーティストやレーベルからもゲットできるんですけど、よりよいプロダクトにしていくために、プロダクトチームは競合のサービスもすごく詳しくチェックしてくれています。SlackやNotionなどのツールを使って業界内の新しいニュースやサービスを社内共有できる環境も整えて、とにかく結構な情報を各自インプットすることで、これから必要なものだったり、改善点が見えてくるんで、サービス向上につながっていると思いますね。仕組みについても、おそらくインディペンデントのアーティストにとってもレーベルにとっても使いやすく設計されてるはずです。」
採用も担う吉野に、TuneCore Japanにはどんなメンバーが多いのかも聞いてみました。
「基本的には、好きなジャンルは違えど自分も含めて音楽が好きなメンバーだらけです。音楽が好きで、TuneCore Japanを使うアーティストを支えたいっていうマインドでいてくれる人が多いかな。
自分たちがアーティストに対してできることってまだまだたくさんあるんですよ。楽曲をただ簡単に配信できるようにすることだけじゃなくて、今後マーケティングやプロモーションの話なんかも膨らませてあげないといけないし、そのための機能を考えるとか、作っていくとか、そういうところが楽しくて仕事をしている人が多いんじゃないですかね。少なくとも、自分はそういうところが楽しくてしょうがないです。
人数が少ない組織なので、やりたいことがなかったり、自分から行動できないとあまり楽しくないかもしれないですね。逆にアーティストのためになるようなアイディアはどんどんぶつけてもらって、実現できることはしていける、そんなチームです。」
日本の音楽を世界に広げていくために挑戦を続ける、TuneCore Japanの未来とは
日々進化していく音楽シーンやアーティストに寄り添いながら、チームメンバーの力を総動員してサービスをアップデートさせているTuneCore Japan。2025年以降も、楽曲を無制限にリリースできるUnlimited Planが登場するなど新しい挑戦が続いていますが、さらに成長するために課題もまだまだある、と吉野は言います。
「やらなければならないことは、細かいところ含めるとたくさんあります。例えば、アーティスト同士がコラボレーションしたときの収益の分配なんかももっとクリアしていかなければならない課題です。サービスを作る側の立場からすると、そういった細かい部分をいかに問題なく設計して使いやすいようにしてあげられるかが大事だと思ってます。コラボレーションの相手が海外だったら国と国の税金だって違いますし、そういうアーティスト側が分からないような、でも乗り越えたらさらにいい音楽が生まれるだろうなというところは真剣に考えていきたいので、今プロダクトチームやファイナンスチームと調整を進めているところです。」
「あとは、音楽業界全体が直面してる問題でもあるんですけど、AIとの向き合い方ですね。やはりAIの分野も海外の方が圧倒的に早いので、しっかりキャッチアップして利用していきたい。
AIは、日本の楽曲を海外の人に伝わりやすい英語タイトルに翻訳してくれたりとか、プラスに働く面も少なからずあると思うんですよね。どうやったら会社にとってもアーティストにとっても、もちろん日本の音楽業界にとってもメリットになるのかというところも含めて考えていくべき時代に入ったんだなと実感してます。」
次世代アーティスト、そしてこれからのTuneCore Japanにとってもキーとなるのは”楽曲の広め方”
「ビジョンとしては、今後は楽曲を配信するだけじゃなくて、どうやって広げていくかの勝負だと思うんですね。楽曲を作るツールが発達したりAIをうまく利用したりすることで、一人当たりが作れる楽曲の数はどんどん増えているので、その楽曲をより広められるサポートにも力を入れていきたいです。
マーケティング目線を持っているインディペンデントアーティストってまだやっぱり少ないんですよ。うちはレーベルでもアーティストをマネジメントする事務所でもないので、アーティスト自身がそういう目線をしっかり持たないと広めていくのは難しい。そのあたりが次世代のインディペンデントアーティストが乗り越えていかなきゃいけない壁だと思っています。
2024年はTuneCore Japanを利用している「こっちのけんと」さんが紅白歌合戦に出場しましたが、あれほど流行らないとインディペンデントアーティストが紅白歌合戦までたどり着けないんですよ。
でも自分としては、毎年紅白歌合戦に出るようなアーティストがうちのサービスから出てほしいし、いずれはグラミー賞を取る人が出てほしいと思っているくらいなんで、アーティストにもマーケティングやプロモーションについて考える意識をまずはもってほしいと思ってます。会社としてはそのサポートができるようなサービスの準備段階に入ってたところにいるかな。」
創業者の吉野が思い描く、理想の「TuneCore Japan」
「TuneCore Japanができたときからずっと思っているんですけど、日本で生まれる楽曲は全曲TuneCore Japanのサービスを使ってほしい。将来的には、TuneCore Japanが 音楽を中心に色々な人やチャンスが広がる様なコミュニティの場になればいいなと思っています。
アーティストだけじゃなくて、あらゆる人たちが集まってきたら、マッチング(=紡ぐこと)ができるはずなんですよね。情報交換したり、好きを探したり、楽曲制作を依頼したり、仲良くなったり、“音楽”を軸にしていろんな人が集まってTuneCore Japanから何かが生まれていくとか広がっていくとかそういう場所にしたいですね。」

テクノロジーの進化と共に、音楽はますます私たちの生活に溶け込み、身近な存在になってきました。吉野が語ってくれたように、音楽配信サービスはこれからさらに進化して、音楽を作る側にとっても、探してたり、聞く側にとっても世界中とつながる架け橋になっていくのかもしれません。
今後も業界をリードするTuneCore Japanの成長にご期待ください!
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